ひさびさに思わせぶりな伏線貼りまくりの回で、まったく事情は分かりませんがフェニックスの憑依シーンは格好良かったですね。
もくじ
今週の、気になった点
情報には感謝した
お前の持ってきた情報には感謝したが
もはやオレの行動そのものに関与するなと言っておいたはず!
というフェニックスの、以外なセリフ。
ここまでフェニックスら4王子は、知性の神から「世界がヤバいからなんとかしてくれ」と泣きつかれて、使命感から行動を起こしたのかと思われていましたが、そういうわけでもないんでしょうか?
フェニックスが知性の神に対して、何を「感謝」することがあるのでしょう?
また知性の神のニタニタとした「俺はべつに君が負けたって、どっちでもいいんだけど、君のためを思って協力を申し出ているんだけどなぁ」とでも言いたげな、余裕たっぷりの態度も気になります。
フェニックスはなぜ憑依を受け入れた?
「アリステラは知性の神の登場まで読んで、こうなるように仕向けたのではないか?」と、フェニックスが深読みしたくなる気持ちも分かります。
言われてみればアリステラは途中から「超人強度の差」をことさらに強調しはじめ、それを誇示するような闘い方にシフトしましたからね。
では、罠じゃないかという疑念を抱きながら、フェニックスはなぜ知性の神の憑依を受け入れたのでしょうか?
アリステラはなぜ待つ?
知性の神をフェニックスに憑依させても自分が不利になるだけなのに、なぜアリステラはおとなしく待っているのでしょう?
それどころか、フェニックスの読み通りだとすると、アリステラ自身がこの状況になるのを狙っていたとすら考えられます。
しかし、知性の神など引っ張り出して、アリステラに何のメリットがあるのでしょう?
Ωメタモルフォーゼか何かで知性の神の力を自分のものにしようとしているのでしょうか?
もともと狙っていたサグラダファミリアの地下へも、邪魔が入ってなかなか到達できないし、せめて火事場のクソ力を持ったキン肉スグルと対戦したいところだったのにそれも叶わず、かわりに現れたのは友情パワーなどかけらも知らなそうなフェニックス(笑)
そもそもフェニックスと戦ったって何も得るものはないわけですが、それでも何かあるとしたら、知性の神が出てくる可能性くらい・・・?
という機転で、知性の神が出てこざるを得ないような展開へ誘導した?
しかしそれじゃ、フェニックスが神の憑依を受け入れたことの説明がつかないですね・・・
アリステラに神の力を奪われるのを阻止したいのなら、カレクックのように何が何でも知性の神を拒んで戦い抜けばいいだけですから。
うーん・・・
アリステラは知性の神と会話がしたかった、っていうのはどうでしょう。
知性の神が言っていた「古い友人」っていうのがアリステラのことで、実はオメガ一族と邪悪の神々には古代からの因縁があった。
宙に浮かぶ知性の神の姿はフェニックス以外には見えませんが、一体化してしまえば会話くらいは出来るでしょう。
(というか、サタンが見えて知性の神が見えないっていうのもよく分かりませんが、これは王位争奪戦決勝でも同様でした)
電撃予想:今後の展開
マッスル・リベンジャーは決まるのか?
あっさり知性の神の力を借りてKO・・・ なんてことは無いと思いますが、アリステラが1億パワーのマッスル・リベンジャーを外す手段はあるのでしょうか?
Ωメタモルフォーゼを使う
もうこれがアリだったらあらゆる落下技が無効になっちゃうんですが、見通しの良い安土城なので、そのへんのカラスにでも変身して羽を生やしちゃえばOKなんですよね。
さすがにこれだと拍子抜けなので、あれはディクシア固有の技ってことになるでしょうか。
オメガハンドを使う
まずは便利なオメガハンドがあるのですから、それをクッションにでもしそうなところ。
しかしフェニックスもこれだけ大々的にパワーアップしたのですから、単純なクッション程度じゃあ焼け石に水、技の威力を殺せるほどの効果があるとは考えられません。
そもそも前回はオメガハンドの爪に刺されて技を解いてしまったフェニックス、何らかの手段であらかじめオメガハンドの動きは封じてきそうなものです。
ではどうするか。
オメガハンドにコレクションした死者の魂を身代わりにするのです。
ディクシアvsジェロニモを思い出してみると、ディクシアは超人墓場でハントした死者の魂をオメガハンドにコレクションし、指先にその顔を出現させて闘いに利用していました。
アリステラも同じようなことは出来るんじゃないでしょうか。
むしろ、六鎗客のうち戦死したものはその魂をアリステラに利用される前提であり、だからこそ「むしろ死ね」という命令も成り立ったんではないでしょうか。
であればヘイルマンの死に際の「チクショウ、オレもそっちかよルナイト・・・」の意味も通ります。
「オレも最後まで独立して戦い抜きたかったけど、ここからはアリステラの身代わり要員か・・・」という悔しさですね。
というかむしろ、身代わりと言うよりもオメガハンドに宿った死んだ3人が自在に動き回るとしたら?
ディクシアの場合は何の縁もない死亡超人だったのでせいぜい噛みつき程度でしたが、ルナイト、ヘイルマン、ギヤマスターは信頼関係のある仲間です。アシュラマンの腕として再生した悪魔超人のように、縦横無尽に戦ってくれるんではないでしょうか。
むしろオメガマン兄弟というのは、死んだ仲間を取り込んでパワーアップしてからが本番?
そう考えるとコレ、誰かと似てませんか?
まずは王位争奪戦でのフェニックス。
知性の神のみならず、邪悪神5体がまとめて憑依してからが本番でした。
さらに悪魔将軍。正確に言うとサタンの力を借りていた頃の悪魔将軍ですね。自分の頭+六騎士の集合体として存在していました。
だいぶ体質が似ています。
オメガ家当主と、サタンと、邪悪の神。彼らって、実はかなり近いルーツを持っているんじゃないでしょうか?(だからこそ知性の神の「古い友人」なのです)
電撃予想
オメガハンド、サタン、邪悪の5神は、もともとは強大な1個の存在でした。
しかし、体のそれぞれの部位は、独立した人格を持っていたのです。
頭→知性
両腕→技巧
胸→残虐
尻→剛力
両脚→飛翔
腹→サタン
両掌→オメガハンド
のような形で。
神々にとっては、この存在は危なっかしくてしょうがありません。まともに戦いになったら、100人の神界が総崩れになりかねません。
そこで神々は、この者を神の一員として取り込むことにしました。
5人は神界に「邪悪の神々」として招き入れ、サタンには魔界、オメガハンドには地上の支配権を与えました。
サタンとオメガハンドはそれぞれの地で、慣れ親しんだ「7体に人格を分離しての合議制」の変形版の統治体制を取ります。
魔界では ゴールドマン+六騎士の七体。
地上では 代替わりしつつ維持されるオメガマン左右+側近5名(今世代では六鎗客+ディクシア)の七体。
邪悪の神々は、一般の神とは別枠と言うか、特別待遇な地位に収まります。
スグルの王位継承のときなど、100人が賛成しているのに5人の反対で拒否権を発動できてしまうのだから、なかなかの発言力です。
一方オメガハンドの統治する地上では、支配者層に対する反発と争いが絶えず、見かねた神々が介入(カピラリア大災害とザ・マンの降臨)する事態となります。
地上の管理者に成り代わろうとするザ・マン勢力によって、ついにオメガ一族は地球を追われてしまいますが、邪悪の神々はこれを黙認。
(ついでに完璧超人軍は魔界も制圧しようとしてミロスマンを派遣しますが、これはアシュラマンの先祖によって返り討ち)
というのが、オメガ一族・邪悪の神・サタンの過去の因縁です。
ではアリステラは知性の神をおびき出して何をしようとしているのか?
アリステラの目的は、神を超える力を手に入れること。サタンはすでに仲間に引き入れています。
つまり彼は、ふたたび7体合体を果たし、太古に神々を脅かしたあの存在へ回帰しようとしているのです。
しかし邪悪の神とサタンとオメガハンドがひとつになった強大な存在というのは、実際どんな感じの奴なんでしょう?
1億パワークラスが7体合体だから、ざっと7億パワーです。
スキーマンですね。