先日ナイロン素材のダウンジャケットを洗ったら、たいへんな水シミができてしまいました。
しかし自宅での洗い直しで無事、キレイな状態に戻すことができたので、その方法を書きます。
水ジミができた原因
はじめに、このとんでもないシミが発生した経緯について。
ダウンジャケットの汚れが目立ってきたので、自宅で洗濯したところ、このような状態になりました。
具体的な洗濯方法は
- 石鹸とぬるま湯で手洗い
- ぬるま湯で2回くらいすすぎ
- 手で絞って、バサバサとはたいて脱水
- ハンガーにかけて冬の日向で自然乾燥
というものでした。
このようなシミは、乾燥途中で乾いた部分と濡れた部分のムラが発生し、水に溶け出ている
- 洗い残した汚れ
- 洗剤のすすぎ残し
- 羽毛からしみ出た油分
等が、乾きが遅かった部分にのみ残って発生してしまうようです。
したがって、1回目の洗い方の敗因としては
- すすぎが不十分だった
- 乾くのに時間を掛けすぎた
- 中身のダウンまでぐっしょり濡らしてしまったので、表面が乾いても中から水分が出てくるため、乾燥に時間がかかった。また、乾燥後半になるほど、中の羽毛からの油分が表面に出てくるようになった
といったものが考えられます。
洗い直しの方法
上記を受けて、洗い直しの際には
- なるべく中のダウンが濡れないようにする
- 乾燥機を使い、すばやく乾燥させる
という方針にしました。
「乾燥機って、ダウンが痛みそうだけど大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、洗濯表示を見るとタンブラー乾燥機がダメとは書いてありません。
というかむしろ、乾燥機を使えと書いてありました(笑)
スポンジと中性洗剤で手洗い
では具体的な洗い方を書いていきます。
ぬるま湯(40度以下くらい)に適量の中性洗剤(エマールやアクロンなどのおしゃれ着用のもの。無ければ台所用洗剤でも可)を溶かし、スポンジでダウンジャケットの表面をやさしくこする、という方法で洗い直しました。
揉み洗いではなくスポンジを使うことで、表面の生地をしっかり洗いながら、内部への浸水を防ぐことができます。
濡れたところと濡れていないところがあるとまたシミになってしまうので、表面の生地にはしっかりと洗濯液がしみ込むように、しかし必要以上に中まで水が入っていかないように意識しました。
シャワーですすぎ
だいたい洗えたと思ったら、ハンガーに掛けて浴室のシャワーですすぎます。
温度はやはり40度を超えない程度のぬるま湯。見た目で、泡の混じった水が流れて来なくなったなという程度まですすぎます。
揉んだりすると内部まで濡れてしまうので、シャワーは当てるだけで良いです。
洗濯機で脱水・乾燥
自宅のドラム式の洗濯機で脱水と乾燥を行いました。4時間くらいでフカフカに乾きました。
ダウンの偏りや型崩れが起きていないか、1時間置きくらいで取り出して様子を見てみましたが、特に型崩れが起きるような様子はありませんでした。おそらく完全放置でも大丈夫です。
全工程が終わった状態がこちら。シミが落ちてキレイになりました。
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