喫茶店・カフェでは「ブレンド」を頼むべき理由

アイキャッチ:カフェで打ち合わせ コーヒー
Business people having coffee at a cafe

こんにちは。
元喫茶店勤務、現コーヒー豆屋の者です。

 

よく、こんなメニューの喫茶店ってありますよね。

ブレンド 400円
ブラジル 420円
コロンビア 420円
キリマンジャロ 450円
モカ 450円
マンデリン 450円
ブルーマウンテン 500円

このなかでどれを頼むべきかと言ったら「ブレンド」です、というお話。

コーヒーは鮮度が命

焙煎後のコーヒー豆は、あまり日持ちしません。
できれば2週間以内、最低でも1ヶ月以内には飲みきってしまいたいところです。

ストレートコーヒーは回転が良くない

しかし、一般的な喫茶店では、ストレートコーヒーはあまり注文数が多くありません。

 

以前私は喫茶店で働いていましたが、ブレンドは毎日のように新しい袋を開けていました。
これは、モーニングやランチのセットドリンクとして提供したり、「何でも良いけどとりあえずコーヒー」というお客さんから注文されるからです。

それに対し、ストレートコーヒーは、こだわりのあるお客さんしか注文しないので、なかなか開封済みの在庫がなくなりません。開封後1ヶ月経ってもまだ残っている、というケースがけっこうありました。

 

結果として、もともと質の良いコーヒー豆であっても、鮮度的に良くないコンディションで提供されることが多いのです。

ですから、一般的な喫茶店やカフェでは「ブレンド」を注文しておくのが無難です。

 

それでもストレートコーヒーを飲みたい場合は

そうは言っても、様々な産地のコーヒーを飲んでみたいんだという方もいるでしょう。

そこで、質の良いストレートコーヒーを楽しめる目安を、いくつかご紹介します。

明らかにコーヒーが売りの店を狙おう

食事よりもコーヒーを売りにしていて、コーヒーマニアなお客さんが多そうな店を狙いましょう。

「俺はブレンドじゃなくてこだわりのコーヒーが飲みてぇんだ」っていうお客さんが多い店は、ストレートコーヒーの回転も早くなります。

セットに出来るものを狙おう

「ランチやケーキセットにはブレンドコーヒーのみ」ではなくて、ストレートコーヒーもセットに付けられる店を選びましょう。

こちらもストレートコーヒーの注文が増え、在庫の回転が早くなります。

「今月のコーヒー」を狙おう

メニュー数をむやみに増やさずに、2種類くらいに絞って「今月のコーヒー」みたいにしているところも良いです。

注文がバラけないので、特定の銘柄がいつまでも残ることがなくなります。

十条の「パパゲ珈琲店」がこのタイプで、すごく美味しかったです。

 

似ているパターンで、常時5~6種類くらいの銘柄を出していて、日替わりで「本日のコーヒー」みたいにしている店もありますが、これはあんまり意味がないと思います。

まとめ

お店で飲むなら「ブレンド」が無難。

ストレートを飲みたいなら

  • コーヒーがウリの店
  • セットに出来る店
  • 「今月のコーヒー」

を狙ってみましょう。

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