こんにちは。
真インフェルノも早い。何と言うか、今回のゼブラは一切出し惜しみをしませんね。
もくじ
今週の、気になった点
何かおかしいか?
さすがに何故シマウマなのか意味が分からないのか、しばしフリーズしたのちに
「何かおかしいか?」と、
おそるおそる確認するマリキータマンがちょっとかわいい。
しかしゼブラが黒くなろうとしない理由としては、おおむね前回予想した通りでしたね。
親友であるキッドを殺した罪をしっかり背負いつつも、白ゼブラのままで前に進もうとする態度。
基本的にはこっちの路線で戦って勝つ方向なのかなと思うのですが、しかしとりあえず一度は黒ゼブラの画も見せておきたいという、少々強引なゆで先生の筆運びも好きです。
それにしても、4王子はそれぞれ、王位争奪戦後から精神的に一皮むけて成長してますよね。
この調子なら小悪党だったフェニックスも凄い人格者とかになっていそうでおもしろ楽しみ。
破廉恥
どうだ これだけ聞けば満足か?
平気で人の心を覗く 破廉恥なヤツめ
そんなゼブラのセリフを受けて、マリキータマンの無言のひとコマ。
内心カチンと来ているようにも見えます。
マリキータマンって、自分のことを「武人」と言ったり、よく分からない八角形リングでの武勇伝を吹聴するあたりから察するに、かなりカッコつけで自意識の強い人物だと思います。
そんな彼にとって「害虫」とか「破廉恥」という言われ方は、けっこう応えると思うんですよね。
おそらく黒ゼブラの攻撃をしのいだ後は一旦マリキータマンが攻勢に移るかと思いますが、そこから再び流れを変えるために、ゼブラがこういうチクチクとした言葉を巧みに使ってきそうな気がしますね。
そのへんも含めての「技巧」ってことで。
マリキータマンの狙い
お前がかつてのように黒に染まるとどうなるか
もっとオレを楽しませる闘いを・・・
こんなことを言ってしきりに黒ゼブラへの変身を狙うマリキータマンですが、彼の狙いは何なんでしょう。
言葉通り説
その言葉通り、勝敗は置いておいても単純に強い相手と戦ってみたいというだけなんでしょうか?
しかしゼブラ自身が「白のほうが強い」と言っているのに、それを無視することもないと思う。
実は弱体化を狙っている説
実のところ、単純な力押しになりがちな黒ゼブラのほうが対応しやすいと踏んで、黒くなるように仕向けた説。
ただしカレクック戦を見た感じでは、マリキータマンはあまりラフファイトに免疫が無いように見えました。墓穴を掘った可能性も有り?
クソ力狙い説
六鎗客の狙いには火事場のクソ力もありましたから、その糸口を探していろいろ試行錯誤してみている説。
白ゼブラ相手にひととおりやってみたところが、あんまりピンと来ないので目先を変えてみた、っていうところでしょうか。
カレクック戦ではカレクックにクソ力を発動させることを狙いましたが、今回はゼブラの残虐ファイトで追い込まれた自分の、秘められた力が発動することを狙ってみているのかもしれませんね。
蹴り足をキャッチ
相手の蹴りをキャッチしてからコキネリツイスターにつなげるパターンですが、カレクック戦でも同じことをやっていました。
武藤敬司が膝蹴りをキャッチしてドラゴンスクリューにもって行くように、こういう「お決まり」の反撃パターンを持っている選手って、プロレス的には面白いんですよね。
ロールシャッハ・インフリューエンス
まさか模様が移るとは。
ダルメシマンが斑点をまとめて発射したケースもあり、模様が体外に飛び出すケースというのは想定して然るべきでしたが、それにしてもロールシャッハドットをこんな形で応用するとは、完全に予想外でした。これぞゆでマジック。
それにしても相手を黒くする技なんて、ゼブラ以外の誰に使う技なのかが分からない。
というか単に黒い色を塗っただけで黒ゼブラになれるってのもどうかと思います。
「オヤジ、このペンキは黒だな」
なんて言って変身することも可能になっちゃうじゃないですか。
本来はパルテノン神殿の建造に使われた人柱たちの、憎悪のエネルギーを浴びて残虐化するという設定だったはず。
あるいはマリキータマンの星も、今まで殺してきた超人たちの返り血が変化したものであるから、パルテノンと同様に憎悪が宿っているのだとか、そういうもう一捻りがあるのかな?(たぶんない)
真インフェルノ
従来のインフェルノは、掛けられている側が体をくの字に折り曲げる「ロデオ・スキップ」で抜けることが出来ましたが、この真インフェルノは相手の体を弓なりに反らせることで、それをあらかじめ封じています。
同時に腕と脚の自由も奪ってあります。
これはもうシマウマを殺す技ではなく、完全に対人用の技として進化してますね(当たり前ですが)
体を反らせてぶち当てることで、背骨折りの効果も加わっています。
しかし言い方を変えれば、相手の体が一直線だった旧インフェルノでは頭部と首に集中していた衝撃が、真インフェルノでは背中や膝へ分散しているようにも見えます。
それと、よく見るとゼブラの右手が遊んでいて、まだ改良の余地があるように見えます。
やはり白ゼブラで使う「完璧版」が残っていると考えて良いんじゃないでしょうか。
電撃予想:今後の展開
真インフェルノを出すのがあまりにも早い気がしましたが、案の定マリキータマンはまだ生きてます。
早々に必殺技を受け切られてしまって悪い流れを予感させますが、よく考えてみるとマリキータマンもフェイバリットであるコキネリツイスターを一瞬で破られてるんですよね。
ゼブラもまだなんか笑ってますし、この真インフェルノで決める気はなかったということなんでしょうか?
それでは、真インフェルノが耐えられ、コキネリツイスターが破られた今、両者にはどんな手が残されているのでしょうか。
凶器攻撃
黒ゼブラの得意技と言ったら、コレですね。
見え見えな鉄球を握り込んでのパンチや、マスクの下に鋲を忍ばせてのヘッドバットです。
カレクック戦を見る限りマリキータマンはラフファイトに免疫がありませんから、これらの攻撃は非常に有効だと思います。
ロープワーク
黒ゼブラの技でけっこう好きなのがこれ。ロープを投げて、相手の首に引っ掛けて引き寄せるやつ。
今試合は八角形リングという舞台ながらその設定がいまいち活きていませんが、おそらくここでその特殊な条件を踏まえた工夫を見せてくれるんじゃないかと予想します。
通常の四角形リングと比べると1辺が短いのであまり遠くまでは届かなそうですが、その分引っ張る力は強そうです。
ダマシクラッシャー
ゼブラの凶器攻撃からの流血試合となった場合、マリキータマンからの回答としてはこの技がありますよね。
ただし黒ゼブラは皮膚が硬いですから、このトゲが通じるかどうかは微妙なところです。
天道羽根抜刀
カレクック戦の決定打と言うか、ダメ押しと言うか、蛇足みたいに使われた技。
すでにコキネリツイスターで死にかけていたカレクックにはトドメになりましたが、実際元気な相手に当てることができるのかは未知数です。
八角形リングの活用
つねづね言っている八角形リングを活かした戦い方も、まだ出ていないですね。
八角形リングの特徴としては「相手をコーナーに追い詰めることが出来ず、横に逃げられてしまう」という点が挙げられます。
逃げ足のある選手であれば、決定打を与えずに逃げ続け、相手の消耗を誘うという戦い方ができます。
マリキータマンの場合、素で素早いうえに飛んで逃げ回ることも出来ますから、血の気の多い黒ゼブラを挑発してかわしながらスタミナ切れを狙うという戦い方は有効かもしれません。
一方黒ゼブラは、付き合いきれないと思ったらヘッドバットでリングを破壊することができます(笑)
おわり。