2018年7月7日(土)、仙台にて開催されたNEMミートアップに、物販+フリードリンク提供で参加しました。
私は山形県出身で大学が仙台だったもので、東北での活動には特に積極的に関わっていきたいと思っており、こんな形で参加させて頂きました。
当日の仙台は雨が降っているようないないような、パッとしない天気でしたが、なんと参加者の半数以上が宮城県外からの参加。
関心高く、待ち望まれていたイベントだったのだと感じました。
コンテンツについて
懇親会含めておよそ3時間というコンパクトなイベントでしたが、盛りだくさんでした。
タヌ神様からお便り
恒例のお手紙。
コミュニティが活発なNEMですが、大部分のイベントは企業がやっているわけではなく、有志が自発的に作っていること。
そのへんの普通の人が、情熱を持って動いてきた結果が、今のコミュニティの姿であること。
今回参加された方々も、どんな形でもいいので、自分にできることを、何か行動に移してみてほしい、というメッセージでした。
NEMの基本(nemiconさん)
「仮想通貨とは何か?」に始まり、BitcoinとNEMの比較、モザイク・アポスティーユ・マルチシグといったNEMの基本機能のご紹介。
まだウォレットを持っていないという参加者さんも中にはいらっしゃったので、NanoWalletを触ってみようと思う良いきっかけになったんじゃないかと思います。
いま注目のNEMプロジェクト紹介(ニンヂャさん)
コミュニティファンドプロポーザルについての簡単な説明と、下記2つのプロジェクトのご紹介。
- TravelbyBit:暗号通貨決済での観光事業プロジェクト。特にオーストラリアのブリズベン空港では、空港まるごと暗号通貨決済に対応している感じ。
- レイナ川内:世界初、ユニフォームに暗号通貨のロゴ(NEM)を付けたサッカーチーム。今後はNEMを活用した地域振興にも取り組みたいとのこと。
レイナ川内については、気合の入った紹介ビデオも上映されました。また実際のユニフォームが会場に展示されました。
NEMの技術・カタパルトについて(Daokaさん)
非常に分かりやすい例えの「イーサリアムは食材から作る料理、NEMはお惣菜の組み合わせ(自由度は劣るが、開発が容易で失敗もしにくい)」等をまじえ、NEMの技術面の噛み砕いた説明。
ちょっと誤解されてるカタパルトの処理速度に関する説明や、「アグリゲートトランザクション」「マルチレベルマルチシグネチャ」について。
マレーシアのブロックチェーンセンターと中継
現地の担当の方がビデオカメラを持ってセンター内を歩き回りながら、案内してくれました。
コワーキングスペースになっている部分もあり、一般人でも入れるとのこと。
同じ建物内ではProximaXのチームも仕事をしているそうです。
みなりん*さん登場
まさかのVR中継でご参加。
参加者の方も喜びの反面、戸惑いも大きかったようで、質疑応答では「好きな食べものは?」「写真を撮らせてほしいので、ポーズ取ってください」等、斜め上の質問も飛び出しました。
ファッセフォイ友の会告知(NEM普及協会東北支部長)
東北のクリプト民が集合し、熱い想いを語り合う会。また東北から何かを発信しようぜという作戦会議をする会。
その第1回を8月に、仙台で構想中ですとの告知。
いよいよ東北NEMコミュニティの「最初の一歩」が始まりそうな予感を感じました。
協賛企業紹介
協賛企業である Opening Line 社のご紹介。
ブロックチェーンサービスの開発や人材紹介コンサルティングをされている会社。
現在スタッフ募集中とのことです。
物販について
クリプトマルシェさん
クリアファイル、マグカップ、コースター等のNEM印雑貨。イベントに参加した証みたいな感じのするアイテムたち。
梅田農園さん
完熟あまおうの無添加ジャム・シロップ。会場では試食もさせていただいて、「ウマイ」という声が飛び交ってました。
ねむぐま屋さん
おなじみのキーホルダー。いつの間にか新種が追加されてたりするので、チェックが欠かせません。
エンジョイ☆クリプトさん
「グッズ」というよりは、普通にオシャレー♪に使える感じのネックレス。かっこいい。
物販ではないですが、自宅で制作・店舗のない花屋 ayakokakoi FlowerDesign さんのフラワーアレンジメントも非常にかわいくて綺麗でした。
私も店舗のないコーヒー屋なので勝手に親近感持ってます。
コーヒーについて
今回、当初は物販だけのつもりで申し込んでいたのですが、運営からの提案を頂き、会場でのフリードリンク提供もさせて頂くことになりました。
いい機会を頂けて感謝です。
販売
販売したコーヒー豆は、いつものラインナップである
- グァテマラ
- モカ
- ケニア
に加えて、上記3種を、道具がなくても飲めるドリップバッグにしたセットも販売しました。
自分で道具を持っているというほどコーヒー好きじゃない人の目にも止まる機会であるので、こういうのもあると良いのかなと思い、作ってみました。
ありがたいことにドリップバッグは完売。
手応えを感じたのでネット通販のラインナップにも加えてみました。
フリードリンクについて
おなじみの「NEMcafeカップ」で提供させて頂きました。
ホット
ホットコーヒーはその場でドリップして提供しました。
直前にまとめて淹れておいて魔法瓶で提供する等も考えて、自宅でトライはしてみたんですが、やはり容器を移すたびに香りが飛んでしまうようで美味しくならず、一杯一杯ドリップするという結論に至りました。
銘柄はケニア・レッドマウンテンを採用しました。
深煎りにしても強烈にフルーティという特徴的な豆で、当店の売れ行きナンバー1です。
また、今回はコーヒー好きの人だけが飲んでくれる訳ではないので、ミルク・シロップをたっぷり入れても負けない銘柄ということも意識しました。
(でも、8割方のお客さんがブラックで飲まれてましたね。東北は硬派が多い?)
アイス
アイスコーヒーは、ブレンドで提供しました。
ベースとした銘柄は「タンザニア・ンゴロンゴロ」です。
かつて当店の深煎り枠として販売していましたが、品薄で欠品している隙にケニアにその座を奪われた商品です。
深煎りにするとどっしりとコクがあり、バニラのような甘みの漂う、美味しい豆です。
「特徴的で面白い」という点ではケニアに軍配が上がるんですが、総合的には安定しておいしいこのンゴロンゴロ、ラインナップに復活させるか迷っていたところだったんですが良いタイミングだったのでアイスコーヒーに使ってみました。
ホットで飲む場合よりも深めに焼いてます。こうすると一層甘みが引き立ちます。
このンゴロンゴロをベースに、ブラジルの深煎りで苦味と香ばしさをプラスし、モカでちょっと面白みも加えています。
所感
今まで物販オンリーのイベント参加は経験があったのですが、今回は会場でのフリードリンク提供という、さらに一歩踏み込んだ関わり方をさせて頂きました。
しかし最初にドリンク提供の提案を頂いた時、決して自信満々で乗ったわけではありません。
会場では立派に運営ヅラをして参加していた私ですが、実際NEM決済でコーヒーを売り始めたのは今年の2月頃からなので、ようやく半年程度のキャリアしかありません。
余所でお客さんに自分のコーヒーを飲んでもらうという経験もありませんでしたし、アイスコーヒーのブレンドレシピも出来てませんでした。
「明日以降の自分が、期日までになんとかするだろう」というノリで返事はしたものの、モタついて行列作っちゃったらどうしようとか、テンパってコーヒーぶちまけちゃったらどうしようとか、「マズい!」ってクレーム言われたらどうしようとか、準備を進めながらもけっこう不安は尽きませんでした。
不慣れななか、周りのスタッフのサポートがあって何とかこなせたというのが正直なところです。
何が言いたいのかというと「NEMで何かやってる人」と「何かやりたいと思っているけど、不安で動き出せない人」のあいだに、大した違いは無いんですよということ。
不安はあっても動いてみればけっこう何とかなるし、NEMberは優しい人が多いので、いろいろ教えてくれたり手助けしてもらえます。
今回のイベントは、東北のコミュニティが動き出すきっかけ作りにしてもらうという点に主眼が置かれていましたが、早くも、支部長さんの「ファッセフォイ友の会」が実現に向けて動き出しています。
私も今回のイベントで終わりにせずに継続的に東北コミュニティに絡んで、何かおもしろい事をやっていきたいと思っています。
ぜひ、一緒に何かやりましょう。
ファッセフォイ?
余談:今回は昼も夜もみんなで牛タンでしたが、個人的には宮城の郷土料理でいちばん好きなのは「はらこ飯」です。
秋あたりに、NEMberではらこ飯を食べる会でもやりたいですねぇ。