こんにちは。
ビッグボディがピンチですが、この流れはどうなんでしょうね。
先に必殺技を出したギヤマスターが負けフラグという気もします。
今週の、気になった点
ギヤチェンジの真価
結局ハイパージェノサイドモードになって、ギヤマスターは何が出来るようになったのか。
「挟む」だけでなく「削る」ことが出来るようになった、っていうところなんでしょうか。
ショボいようですが、これによって従来のギヤマスターの戦い方を補完できるようになってますね。すなわち「ジワジワ相手を弱らせて、抵抗する力を奪っておいてから、一撃必殺のジェノサイドギヤに捉えにいく」という組み立てです。
そんな基本的な事は、最初から出来るようにしておこうよ。
サンドウィッチマン?
以前にも観客として登場したことがある、キン肉マン大好き芸人のサンドウィッチマンのお2人。
なんか今週もそれっぽい人がいましたね。
ちなみに私はサンドウィッチマンも大好きです。
ビッグボディチーム
貴様に・・・神に
何よりオレを信じきってくれた仲間たちに見せられなかったオレの本当の力を・・・
いちおう毎週のように熱いセリフ、すごい力を秘めてそうなセリフだけは発するビッグボディさん。
今回はビッグボディチーム内の固い信頼関係を匂わすような発言。
王位争奪戦でのビッグボディチームと言えば、マンモスマンとフェニックスの手によってほぼ全員が瞬殺されるというショボい戦績。
はっきり言って内容うんぬんの前に登場シーンが少なすぎて、何が出来る奴らなのか、どういうチームなのかがほとんど分かっていませんでした。
しかし、少ない描写量ながらも、振り返ってみると
リーダーが知性、知性と騒いでいるだけのフェニックスチームなどとは違い、ビッグボディチームは全員が「強力」というコンセプトを共有し、それを体現するファイトをしたチームでした。
また「次鋒でろ!!」と言われて一瞬で立ち上がり、リングへ駆け上がったレオパルドンも(試合結果はどうあれ)スゲエと思います。
チームメイトのペンチマンが目の前で惨殺された直後です。
普通だったらまずビビるでしょう。
それから、ペンチマンとマンモスマンにそれほど実力差があったのか、ということは自分と相手の実力差も大きいのだろうか、まずは様子を見て相手の力量を計った方が良いだろうか、つけ入る隙はあるだろうか、それとも、あきらめて命乞いした方が良いだろうか、マンモスマンは謝ったら許してくれるだろうか、それよりリーダーのビッグボディにお願いして棄権させてもらったほうがいいだろうか・・・
肝が座ってない人物だったら、やっぱりいろいろ考えてオロオロしちゃうと思います。
そんな状況で、レオパルドンは1ミリたりともブレないんですよ。
アイツの頭の中にある言葉は「いきます!! グオゴゴゴ」だけ。
生きるか死ぬかの勝負の世界において「迷い」は「弱さ」です。
迷って心配したからと言って結果は変わらないし、結局自分に出来ることをやるしかない。分かっちゃいるけど、それでも顔を覗かせるのが「迷い」という感情です。
ところがレオパルドンは一瞬たりとも怯まない。
ペンチマンが一撃で逆転負けを喫すればビッグボディは間髪入れずに次鋒を指名し、レオパルドンは間髪入れずに立ち上がり、次の瞬間にはもうリングに上がっている。動揺は一瞬たりとも有りませんでした。
戦う男の態度としては、尊敬に値するものだと思います。
コミカルと言っていいくらいに一瞬で死んだレオパルドンですが、その原因の一端は「彼がビビらなかったこと」に有るわけです。
この態度は他のメンバーも共通していて、たとえば中堅のゴーレムマン。
ペンチマン、レオパルドンが瞬殺され、いよいよマンモスマンの強さはまぐれじゃない、実力があるんだというのがハッキリしたタイミングでの登場ですが、彼はビビらない。
慌てず騒がず、粛々と自分が出来ることをやるだけだという意志のみなぎる、非常に落ち着いた表情です。
もともと無口な性格でもあるんでしょうが、彼も試合終了まで一切ビビったり動揺したりする素振りは見せませんでした。
そして極め付きは大将のビッグボディです。
残り人数は4対1。絶対不利な状況ですが、苦しそうな表情も見せなければ気負いもなく、スッとリングに上がります。
泰然自若というか、意志がブレないんですよね。堂々としていて、実に格好いいです。
アタル兄さんが小物に見えちゃいそうなくらい。
まあアタル兄さんはアタル兄さんで、勝たなきゃ始まらないという理念がありますし、ブロッケンもそこのところをよく飲み込んで行動してますから、やっぱり良いチームではあるんですよね。
ビッグボディチームにしろソルジャーチームにしろ、上下関係による支配じゃないんですよ。
リーダーの一本筋の通った人柄と理念があって、その理念に共感したメンバーが、理念に従って自律的に動いています。これって理想的な組織の形だと思います。
だからこそ、ペンチマン・レオパルドン・ゴーレムマン・キャノンボーラーが信じたビッグボディの本当の力ってヤツ、見たいですよねぇ。
軒轅星
ブラン城ではオメガの民の過去との絡みとかオモシロ起源説は出てこなかったのですが、ココに来てまたスゴいのが出てきました。
イヤ星って何よ星って。大胆すぎるでしょ。
ギヤマスターが前に何か言ってた「アンティキティラ島の機械」というのが天体の運行を計る道具だったことと何か関係しているんでしょうかね。
重箱の角を突くようですが、常に紫禁城の上空にあるということは、この星は月と同じように常に地球のそばを回っており、またその速度も地球の自転速度とぴったり一致するということですよね。
まあそんな細かい事を言う前に、この見た目は星じゃないだろと。UFOか何かだろうと。
玉座の頭上にある軒轅鏡は実在するようですが、それをあろうことか星にしてしまうゆでイズム、さすがです。
そしてしきりにブラブラ揺れている軒轅星ですが、ギヤマスターの頭上に落ちてくるフラグにも見えますよね。
リバースジェノサイドギヤ
そしてギヤマスターの新技。
これが彼のフェイバリットということでいいんでしょうか? 見た目的には申し分ない、迫力のある技ですけど名前が地味ですね。
ビッグボディはここからどう脱出するかですが、四肢をうまいこと極めてあるので、腕で突っぱったりドロップキックを打ったりという脱出法は出来ないようになっています。
いちおうベンキマンのエラードオブジェ並みの硬さがあればジェノサイドギヤは耐えられる訳ですけど、さすがに「俺のマスクは硬いから効かないよ」なんていう、そんなつまらない勝ちパターンは無いでしょうし。
電撃予想:今後の展開
ここまで強気に戦ってきたビッグボディでしたが、ここにきて一転、命乞いを始めます。
「うわーーっ動けない〜〜〜っ!!
許してくれ! フェニックスにそそのかされてムリヤリ出場させられたんだ!」
王の名にふさわしくないその言葉を彼が発したとたん、さっきまで揺れていた軒轅星が、猛スピードでビッグボディへ向けて落下を始めます。
しかしビッグボディのちょうど頭上にいるのがギヤマスター。
軒轅星はギヤマスターに直撃、たまらず技を解いたギヤマスターを反撃のメイプルリーフクラッチにとらえ、ビッグボディ勝利。
「あふれる知性で返り討ちにしてやったぜ」