こんにちは。遂に姿を表した4王子。しかし依然として彼らの狙いは分かりませんね。
もくじ
今週の、気になった点
やっぱり死んじゃダメじゃん
アリステラは以前「友情パワーを引き出すことが最優先。それが出来たら死んでもいい。むしろ死ね」
なんて言ってました。
だから火事場のクソ力を見るだけで自分のモノにできるとか、そういう特殊能力でもあるんだろうかと不思議に思っておりましたが、、、
やっぱり死んじゃダメなんすね。
スグルと戦いたいアリステラ
興奮するとすぐ演説を始めるアリステラ。
それにしても嬉しそうですね。
スグルは自分と戦ってくれるものだと勝手に決めちゃってハシャいでます。
まあ彼、スグルの到着前から楽しみにしてましたからね。
しかし彼らの当初の計画は、各陣営の主力を動けなくした隙を突いてマグネットパワーを手に入れてしまおうというものだったはず。
そもそもスグルが地球にいるのが想定外だし、なんの戦果も挙がっていない段階で大将のアリステラ自らスグルとぶつかるなんていうのは、計画が破綻していると言っても過言ではないと思うんですが、彼ら的にはいいんでしょうか?
存在そのものが例外
気になる発言きました。
1人足りないことについて異議を差し挟むつもりはありません。
アタル兄さんだったら彼らと一緒に行動しないだろうし、真ソルジャーが今さら登場するのもナンだし。
しかし、ここで彼らが話してるのは真ソルジャーのことなんでしょうか? それともアタル兄さんのことなんでしょうか?
真ソルジャーだとすると
彼だとしたらかわいそうですよね。
真ソルジャーは、その出自や参戦の経緯から言えば、他の4王子と大差なく、仲間外れにする理由がありません。
単に役立たずだからハブっているとしか思えません。
しかし、役立たず具合で言ったらビッグボディもいい勝負だと思うんだけどね。
アタル兄さんだとすると
24歳の王子たちが本物を決める試合に、40歳近い年齢で参戦してきたツワモノ。
例外といえばこれ以上の例外もありませんね。
まあしかし、「存在自体が例外」って言われるとちょっと違うような気もします。
残虐の神だとすると
5人の邪悪の神のなかで、ソルジャーに力を貸した神。
これぞ「存在自体が例外」じゃないですか?
何ですか残虐の神様って。そんなのいていいの? って話です。
カピラリア光線で超人を根こそぎ滅ぼそうとした神々が、コイツの存在を認めていることを例外と呼ばずして何と呼ぼう。
ただし、日本神話とかの多神教的世界観であれば、神は必ずしも善いものとは限らないんですよね。
火とか、嵐とか、草が伸びる生命力とか、それ単体では善とも悪とも言えないエネルギーの象徴が神様だったりします。貧乏神とかもいるしね。
日本神話において「残虐性」を象徴する神は誰かな? と考えると、これはかなりの大物で、素戔男尊(スサノオ)が該当する気がします。
「スサ」というのは「荒れすさぶ」という意味。「スサノオ」だと「荒れすさぶ男」ですね。名前からして乱暴者です。
馬の皮を逆さまに剥いだり、祭殿にうんこを撒き散らしたり、ヤマタノオロチを退治したり、娘に言い寄ってきた大國主命を焼き殺そうとしたりする人です。
ここでちょっと、スサノオが巻き起こした波乱のひとつである、天の岩戸事件について見てみましょう。
スサノオの乱暴狼藉に心を痛めた天照大神(アマテラス。スサノオの姉で、太陽を象徴する神。トップクラスに偉い神様)は、天の岩戸に身を隠してしまいます。
太陽が隠れてしまったので世界は真っ暗、作物も実らず、みんな困ってしまいました。
そこで、思兼神(オモイカネ。思考・知恵の神格化。賢い神様)が一計を案じます。
鍛冶師の天津麻羅(アマツマラ)に命じて大きな鏡を作らせ、常世の長鳴鳥(朝になると長く鳴く鳥。つまりニワトリ)を鳴かせます。
さらに踊り子の天宇受賣命(アメノウズメ)がセクシーな踊りを披露すると、八百万の神々は大興奮。大騒ぎ。
おもてがあまり騒がしく楽しそうなのでつい気になったアマテラス、岩戸をうっすら開けて様子を伺います。すると側にいたある神が「あなたより尊い神様が現れたのです」と言って、鏡を差し出します。
鏡に写った姿を見て、自分より尊い神だと勘違いしたアマテラス。もっとよく見ようと身を乗り出したところを、すぐ脇で待機していた天手力男神(アメノタヂカラオ。腕力の神格化)、その腕を取ってアマテラスを引っ張り出しました。
以上が天の岩戸事件のあらましです。
お分かりですね?
邪悪の5神はすべて、天の岩戸事件に由来する神様なのです。
すなわち
残虐の神=スサノオ
知性の神=思考の象徴:オモイカネ
強力の神=腕力の象徴:アメノタヂカラオ
技巧の神=鍛冶屋のアマツマラ、もしくはダンサーのアメノウズメ?
飛翔の神=常世の長鳴鳥
では、天の岩戸は、キン肉マンで言うと何を指すのでしょうか?
ズバリ、天上の邪悪大神殿ですね。
そして、アマテラスは誰を指すのか?
キン肉マンで「太陽」を象徴する超人といえば、この人しかいませんよね。
サンちゃんです。
という冗談はさておき、そういえば邪悪大神殿のなかには何があるのか? っていうのは今まで語られた事がありませんでした。
ここでミキサー大帝によってスグルの火事場のクソ力が分離されたときのことを思い出してみましょう。
スグルの魂は超人墓場に、火事場のクソ力は邪悪大神殿に送られました。
超人パワーを失って魂だけとなった超人は、生き返るためには石臼を回す労働によって超人パワーを生成する必要がありました。
このことから、超人墓場に送られた魂は、超人パワーを失った状態であり、肉体を離れた超人パワーは邪悪大神殿へ送られる、と考えられます。
つまり、邪悪大神殿のなかには超人パワーが溢れんばかりに貯蔵されているのです。
この膨大な超人パワーのストックこそ、アリステラたちの狙いではないでしょうか。
電撃予想:今後の展開
妄想はさておき、スグルvsアリステラというのが今シリーズのひとつの山場となるカードかとは思うのですが、双方思いのほかやる気満々なんですよね。このままだと来週にはこの対戦が始まってしまう勢いです。
もうちょっと引っ張るためには4王子がうまいこと間に入ってくれる必要があるかと思います。
スグルとの対戦にワクワクが止まらないアリステラを止めることができるのは、恨みを買ってそうなフェニックスしかいないでしょうね。
フェニックスは、既に息絶えていたとはいえ、仲間であるディクシアの預言書を燃やし「用無しには消えてもらう」と切り捨て、消滅させています。
ディクシアを葬った張本人であるスグルが、ちゃっかりいい感じに収まっているのと好対照ですね。
アリステラがスグル戦を後回しにするとしたら、この因縁しか無いような気はします。
しかしアリステラが使命よりも私怨を優先するかというと、う〜ん・・・