あけましておめでとうございます。
昨年末は劣勢のカレクックのところにスグルが到着したところで引き。
今年は友情パワー炸裂しての鮮やかな逆転劇で幕を開けるかとワクワクしながら更新を待っておりましたが、
ま さ か の
惨殺? シーンでの年明けとなりました。
今週の、気になった点
それよりカレクックだ!
スグルの間の取り方が実に見事な一幕。
傷ついたカレクックを気遣いながらも、
↓
こちらを見下ろすアリステラの存在に気づき、瞬間、睨み合います。
このコマの緊張感、何か始まりそうなザワザワ感。
堪らないですね。
アリステラの表情も見てください。
一見クールを装いながらも、
「あ、気づいた」という嬉しさ、
「さあ、アイツは何と言ってくるかな? 」「ひさびさに一発、ガツンと演説でも打ってみるかな?」というワクワク感が隠しきれずに漏れ出ていますね。
そこに来て、スグルが次の瞬間に発した言葉がコレ。
それよりカレクックだ!
この鮮やかなハシゴの外しっぷり。
天性のサディストと言ってもいいでしょう。
ションボリしちゃったのか、アリステラはこの後、結局一言もしゃべっていません。
オールスパイスシールド
相手の目に向かってカレールーを投げつけるこの技は「ガラムマサラサミング」ではなくて「オールスパイスシールド」なんですね。
基準がよく分かりません。
投げると「シールド」、手に持って直接塗りこむのが「サミング」なんでしょうか。
それにしても「ガラムマサラサミング」にしろ「コキネリツイスター」にしろ、同じ技が2回出て、2回目もちゃんと決まるという、珍しいパターンが本試合に限っては頻発していますね。
この「オールスパイスシールド」にしても、それ自体は避けられてしまったものの、次のロープ目潰しに繋げるフェイントとして立派に機能しています。
突然の武人キャラ
イキナリ侍みたいな口調になり、「天道羽根抜刀」なる和風の必殺技を披露したマリキータマン。
ここまでの流れの中でも
・打撃よし
・関節技よし
・飛んでよし
・深層心理が読み取れる
・トゲが生える
と、良く言えば多彩、悪く言えばとっ散らかった個性を発揮してきた彼ですが、ここに来てダメ押しで引き出しを開けてきました。
まあしかし、唐突なキャラ付けは置いておくとしても、ここでトドメを刺しに来たのはマリキータマンなりの優しさなのかもしれませんね。
体を半分引き裂かれてもなお、友情パワーの発動を拒むカレクックに対し、それならば命令無視してでも、その信念を貫かせてやろうという、いわば「武士の情け」的な思いが読み取れます。
特にパイレートマンもそうでしたが、六槍客の面々には、格下の相手でもナメ切らずに、認めるべきところはしっかりと認め、リスペクトする度量があってカッコいいですね。
電撃予想:今後の展開
さあ電撃予想です。
天道羽根抜刀を受けたカレクック、これで死亡・試合終了なんでしょうか?
ちょっと気になるのは、その「切れ具合」なんですよね。
せっかくの必殺技なんですが、コキネリツイスターで裂けたところから、それほど傷が広がってないようにも見えるんです。
ハッキリとこの技で決着とするなら、きれいに一刀両断、真っ二つに切ってしまったらいいはずです。ティーパックマンみたいに。
ところが今回最後のコマでは、カレクックの体はまだ繋がっています。半分くらいしか切れてません。(まあ、普通は半分も切れたら死にますけど)
どっちみちこの傷ではカレクックは助からない気がしますが、アトランティスvsマーリンマン戦みたいに、最後の力で反撃→両者死亡引き分け みたいな展開はあり得るんではないかと思います。
じゃあカレクックが最後の反撃に移るキッカケとなるのは何か?
それは
頭からこぼれた、カレーです。
何度も言いますが、スグルが格上相手に勝ち始めたのはカレクック戦が最初。
で、その勝利のきっかけとなったのが、傷口にカレーを塗り込まれたことです。
来週、倒れたカレクックの特大の傷口に、ドンブリごとカレーが降り注ぎます。
その時、彼に秘められた力が爆発することでしょう。
あるいは自分の身を犠牲にしてでも、世界のために友情パワーの秘密を守ろうとする、その姿勢こそが友情パワー発動の鍵だったのだ、っていうパターンとか。