こんにちは。
今回は久しぶりに、じっくりと試合を楽しめる回でしたね。
それにしても「スコヴィル値」をはじめ、知らない言葉が次々に登場して面食らいました。キン肉マンも高尚な漫画になったものです。
もくじ
今週の、気になった点
用語解説
とにかく、知らない言葉が登場しすぎの今回。
それぞれ調べてみました。
スコヴィル値
のっけのアオリから出ました。
さっそくWikipedia先生に訊いてみます。
スコヴィル値(英語: Scoville scale)は、唐辛子の辛さを計る単位である。トウガラシ属の植物の果実にはカプサイシンが含まれ、このカプサイシンが辛味受容体の神経末端を刺激する。スコヴィル辛味単位 (Scoville heat units, SHU) はこのカプサイシンの割合を示す。多くのホットソースはスコヴィル値を売り文句にしている。1912年にスコヴィル味覚テスト (Scoville Organoleptic Test) を考案した化学者、ウィルバー・スコヴィルの名から名づけられた。
このスコヴィル値は、辛さを感じなくなるまで砂糖水で希釈した時の倍率を指しているそうです。
例えばハバネロのスコヴィル値は10万~35万で、つまりハバネロのエキスを10万~35万倍の砂糖水で薄めると、辛さを感じなくなるという意味。
激辛系の調味料に書いてある「辛さ◯◯倍」みたいな数字は、このスコヴィル値をもとに計算しているんですね。
で、細かいことを言えばスコヴィル値が「MAX」という状態は存在しないのですが、Wikipediaを見た限りでは、スコヴィル値160億を誇る、レシニフェラトキシンという物質があるそう。
ガウジング
プロレス技で、顔面掻きむしりのこと。
今回カレクックは腹部の傷を狙っていますが、普段は顔面を狙って使用しているのかもしれませんね。
バチョーンという不思議な効果音もナイス。
ちなみに次のページでは
「あまりの痛みで声すら出ないだろう」というカレクックの煽りに対して、マリキータマンは「・・・・・・!」と、きちんと無言で付き合ってくれています。分かってる奴ですね。
ロールシャッハ
ロールシャッハ・テストというと、こういうやつですね。
ロールシャッハ・テスト(英: Rorschach test, Rorschach inkblot test)は、投影法に分類される性格検査の代表的な方法のひとつである。被験者にインクのしみを見せて何を想像するかを述べてもらい、その言語表現を分析することによって被験者の思考過程やその障害を推定するものである。スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハによって1921年に考案された。ロールシャッハ法、ロールシャッハ検査、ロールシャッハ検査法などとも呼ばれる。
あるいは、こっちの方が近いでしょうか。
アラン・ムーア原作、デイブ・ギボンズ作画のアメリカンコミック、及びそれを原作とする映画『ウォッチメン』に登場するヒーローの一人。
デザイン・名前は精神分析に使用される「ロールシャッハ・テスト」から。
私は未読ですが、この『ウォッチメン』という漫画、面白そうですね。
ちなみに「ウォッチマン」とは多分、関係ない。
あと余談ですが、無料でロールシャッハテストを受けられるサイトを見つけました。https://ja.what-character-are-you.com/d/ja/5249/0.html
コレによれば、私は「愛に溢れた人」らしいです。
うん、当たってる(笑)
コキネリ
テントウムシをギリシャ語で言ったものらしいです。
参考:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1144113646
参考リンクのヤフー知恵袋ではスゲーあやふやな議論がされていますが、東大卒の担当編集さんはコレ、バッチリ知ってたんでしょうかね。
ガンジス・ブリーカー
カレクックの今週の見せ場ですが、なんてまわりくどい技だ。
この体勢でやる必要が1ミリも見出せない。
その極め方であれば、普通のアルゼンチンバックブリーカーで充分だろうし、どうしても脚でクラッチしたいんだとしても、手で立つ必要はない。
寝技でいいでしょう寝技で。
マリキータマン引き出し多すぎ
彼、今回はいろんなことをやってきましたね。
・自ら傷口を広げて技から脱出
・ロールシャッハ・ドットで深層心理を読む
・コキネリ・ツイスターという格好いい関節技
・トゲを生やす
多彩というか何というか、支離滅裂です。
良い言い方をすれば意外性に溢れた選手なんですが、「なぜお前がそれをやるの?」という、必然性に疑問符が付く行為ばかりなのも事実(笑)
例えばガンジス・ブリーカーからの脱出。
ネメシスがタワーブリッジ・ネイキッドから脱出できたのは納得がいきます。背骨が柔軟っていうのは彼の個性ですから。
しかしマリキータマンの場合、特に柔軟性に優れるという設定があるわけじゃなし、「なぜお前が脱出できるの?」というのが非常に疑問。
コキネリ・ツイスターにしても格好いい技ではあるんですが、これもむしろヨガ的なムーブが個性のカレクックや、関節技の名手ベンキマンあたりが使うべき技じゃないでしょうか。
たしかマリキータマンは登場時「俺の羽根で切り裂いてやるぜ」みたいなことを言っていたと思います。当然、飛び技や、羽根を使った戦い方を期待するじゃないですか。
なぜそこで関節技なのか。
ロールシャッハ・ドットに関してはもう最初から最後まで意味がわかりません。
そして極め付けが最後のトゲですね。
「こんな罠にも簡単にかかる」じゃねえよ。
テントウムシに突然トゲが生えるなんて予想できる訳がありません。
しかもこのトゲの質感ときたら。
文脈も何も無い、取って付けたような、パンクロッカーのアクセサリみたいなトゲじゃないですか。
これはちょっと、許してはいけないやつじゃないですか?
ステカセに突然トゲが生えるのは許せます。
あれはネプチューンマンへの変身であり、変身というのはステカセ固有の能力ですから。
ジャンクマンからトゲが生えるのも、まあ許せます。
彼のファイトスタイルはトゲの生えた両手を主体にしたもので、胸からトゲを生やすというのはその延長線上の戦略と言えなくもありません。
キング・ザ・100トンからトゲが生えるのも、ギリ許せます。
チートくさい部分もありますが、プラカードの指示に応じて変身するのが彼の能力であり、そこに勝負のアヤもありましたから。
そこに来て、コイツです。
ミミックニードル!! とか、名前付けてんじゃねえよ。
他所でもコレやってるのか?
彼にトゲが生える必然性がどこにも無いじゃないですか。
ラーメンマンやテリーマンが突然トゲ生やしたら「ハァ?」ってなるでしょ?
コレは許しちゃいけないと思います。
電撃予想:今後の展開
さあ、ここからの試合展開を予想するうえで、まず気になるのはこのアオリですね。
次回、マリキータマンの必殺技が炸裂・・・・・・!?
このアオリがどこまで信用できるかは置いておくとして、基本的に先に必殺技を出すのは負けフラグです。
これが本当だとしたら、マリキータマンの必殺技に対し、何らかの奥の手を出してカレクック逆転という展開が期待できますよね。
それともう一点、気になるのが
カレー減ってないか? という点。
逆転のチャンスでたたみ掛けようとした矢先にカレー切れなんていう、嫌な展開もチラつきます。
あるいはカレーがなくなったところでスグル到着、ちょうど持っていた牛丼を頭に乗せるなんていうのも有るか?
振り返ってみると頭のカレーが割れてしまったスグル戦、試しにいろんなものを頭に乗せてみては「何かが違う〜」と言っていたカレクックが、唯一しっくり来たのが牛丼でした。
しかしスペインで牛丼は調達できないか・・・