こんにちは。
我らがベンキマン、今週は友情パワーまで発動させちゃって、調子がいいですね。
一方でいまいち冴えないギヤマスターも、なんだか憎めないキャラに思えてきました。
今週のあらすじ
ギヤマスターのギヤの回転を止めることに成功したベンキマン。
さらに、精密機械であるギヤを狂わせようと、ジェノサイドギヤ目掛けて執拗な蹴りの連打。
これが効いてじわじわ後退するギヤマスターに対し、追撃のワンハンドバックブリーカーも決まります。
さらにジャーマンスープレックスでギヤマスターを投げようとするベンキマン。
足の怪我と、体格差もありこれは無謀かと思われましたが、惜しくも散ったティーパックマン、カナディアンマンのことを思うと、力が湧き上がってきます。
見事、ギヤマスターをリングの鉄柱に串刺しにすることに成功しました。
これに目を見張ったのが観戦していたアリステラ・ヘイルマン・パイレートマンの3人。
マグネットパワーに加え、もうひとつの重要な目標物が、正義超人達の持つ「例の力」であることを確認し合います。
一方、息を吹き返したギヤマスターは、オーパーツと言われる「アンティキティラ島の機械」の話を始め、それこそがΩの民の繁栄の証なのだと言い放ちます。
そして鉄柱を力ずくで引き抜くと、再びギヤが回り始めました。
今週の、気になった点
ギヤマスターが憎めない
先週までは、単なるギミック頼りの、つまらない超人だなと思っていたんですが、
なんだかだんだん可愛く見えてきました。
たかがベンキマンの、単なる蹴りに割とマジで追い詰められたり、
「ゴロン」なんていうノンビリした擬音で放り出されたり、
ぐったりしながら股間を指さされてみたり、
見事復活した瞬間の擬音が「ズボッ」だったり。
意外とシュールかつ、かわいらしい絵になる超人です。
ベンキマンが基本的に冷静で、引き締まった表情なのも良いですね。
格下の正義超人が、泥臭く喰らいついていった前2試合とは、だいぶ趣が違う試合です。
むしろ、達人vsでくの坊的な構図で、ややもするとベンキマンの方が格上のようにさえ見えてきます。
とんでもない構図
大変なことが起こってしまいました。
ギヤマスターのむちむちM字開脚だけでもなかなかにけしからんですが、
それにもましてエラードの位置がまずいです。
ヘイルマンの発言
ヘイルマンが、戦いの中で「友情パワー」を引き出そうとしたと発言していますね。
思い出してみると、ヘイルマンはティーパックマン本体よりもティーバッグを先に破壊してじわじわ追い込もうとしていました。
またパイレートマンはカナディアンマンに対し「恵まれた体格なのに実績がない」と痛いところを突いたり、「誇り」を折ることにこだわったりしていましたね。
さらに思い返してみると、グリムリパーがバッファローマンのパワーを引き出そうとした時にも
「怒りですか〜っ!?」
「恐怖ですかーっ!?」
なんて言って、そのスイッチを探っていましたね。
グリムリパー=サイコマンは、ガンマンやジャスティスマンあたりと比較しても、こちらの技をきちんと受けてくれるタイプのレスラーでした。
ケンタウリの六槍客の狙いのひとつが「友情パワー」にあるのだとすれば、ルナイトやマリキータマンもやはり、技をしっかり「受ける」タイプだと考えていいかもしれません。
これは五本槍にとっては良いニュースです。
あっさりカタを付けようとせずに攻防に付き合ってくれる相手というわけですから、取りつく島のないジャスティスマンのような相手よりは、付け入る隙があります。
というか実際、ルナイトはずっと張り手を食らってるし、マリキータマンはずっとローキックを受けてますね(笑)
電撃予想
六槍客の狙いは・・・?
アリステラ・ヘイルマン・パイレートマンの会話から、彼らの狙いが地下のマグネットパワーだけでなく、友情パワーでもあることが明らかになりました。
どちらも、超人の能力を大きく増強させる力ですね。
では、そんな力を手に入れて、彼らは何をやりたいのでしょうか?
それはおそらく、神々への復讐でしょう。
私の見立てでは、Ωの民というのは、カピラリア大災害以前に地球を支配していた特権階級で、カピラリア光線の害を避けるためにケンタウロス星団へと逃れていました。サタンは、カピラリア大災害によって死んだ超人達の怨念の集合体です。
このへんは、以前アリステラが言っていた「この星の真の支配者」発言からの推測です。

で、彼らの目的は、ひどい仕打ちをした神々に復讐をすること+体よく地球の支配者に納まった完璧超人をこらしめること。
ただし、生身の超人の体では神々と渡り合うには力不足。そこでマグネットパワーや友情パワーによる超人強度のブーストを身につけて、神界へ乗り込もうというわけ。
友情パワーも狙いのひとつであるならば、わざわざ主力級を閉じ込めたりせずに、最初からスグル・テリー・バッファローマンあたりに狙いを定めてもいいような気もしますが、まずはマグネットパワーを得てから、というのが当初の予定だったんでしょう。
ところで、マグネットパワーと友情パワーの両方を使えそうな超人、既にいますよね?
そう、ネプチューンマンです。
そういえばオメガマン・ディクシアの目的のひとつはネプチューンマンを追うことでしたし、何かと因縁のある男です。
前シリーズでは試合の無かった彼ですが、今シリーズでは重要なポジションになってくるかもしれませんね。
ところで、わざわざネプチューン・キングの死体を神界まで運んだのは誰でしょう?
完璧超人界と神界を行ったり来たりできる人物といえば、限られていますよね。
そう、オメガマン・ディクシアです。
知性チームの副将に座るくらいですし、言うまでもなく彼は神々とベッタリの関係です。
完璧超人界に潜り込み、オメガ一族に報告書を上げる一方で、実は神々とも通じている、彼は二重スパイなのです。
マグネットパワーに匹敵する友情パワーを求め、正義超人・完璧超人と火花を散らす六槍客。
しかしキン肉スグル、バッファローマン、ネメシスといった超人達との戦いを通じ、六槍客の心にも、互いに認め合い、高め合おうという気持ちが芽生えます。
ついに「友情パワー」の萌芽を手にした六槍客。
彼らの胸にはもはや、争う気持ちはありませんでした。
しかし、そんな彼らのところへ、神々の一団が制裁に現れます。
そして、その神々の一団を率いる男こそ、死んだはずのオメガマン・ディクシアでした・・・
・・・と、ここまで妄想。
試合の行方は?
妄想はさておき、ベンキマンとギヤマスターの試合の行方はどうなるでしょう。
ギヤの回転は再始動したとは言え、別段パワーアップしたわけじゃなし、特にギヤマスターが有利な状況とも思えないんですよね。
対してベンキマンは今回、友情パワーが使えることが明らかになりましたし、必殺技のアリダンゴ→ベンキ流しもまだ残してるんですよね。
さらに、「六槍客は基本的に相手の技を受ける」という説も加味すると、ベンキ流しが決まるところまでは確実だと思います。
それに対して、普通の超人はアリダンゴで身動きが取れないから無抵抗で流されていくが、ギヤマスターは関節がグルグル回るのでアリダンゴが解けるんだよとか、そういう形で逆転があるかどうか、争点はそこになるんじゃないかと思います。
ベンキマンが寝技で攻めないのは「ギヤには関節技効かないよ」っていう展開を温存しているからだという見方もできますよね。