ビットコインはバブルなのか? 発行量から考えてみる。

こんにちは。
なるべく働かずに金を稼ぎたい、なまけものです。

お金の話というと、近頃アツいのは、何と言っても仮想通貨ですね。

仮想通貨の値上がりがスゴい

2017年に入ってからの仮想通貨の値上がりはスゴいです。

主要な仮想通貨の、2017年3月から9月、半年間の値動きを見てみましょう。

ビットコイン:約15万円→約45万円
イーサリアム:約2,000円→約43,000円
ネム:約1円→約35円
リップル:約0.7円→約27円

 

ヤバいですね。
ビットコインが約3倍になってるのも相当ですが、ビットコイン以外のアルトコイン達は桁が違いますね。
100万円ほどでも買っておけば今頃家が建ってたぜ。

ビットコインはバブルなのか?

こんなにスゴい物なら遅ればせながら私も買ってみようかと思うのですが、怖いのは

「現在、一時的な盛り上がりで実際の価値以上に価格が上がっているけれど、今後はもう下がるだけ」というパターン。

要するに「バブル」ですね。

実際、今のビットコインをはじめとした仮想通貨の状態はバブルであって、投機的に買われているだけである、という見方があるのも事実。

 

果たして今、ビットコインは買うべきなのか?
私なりに検証してみようと思います。

なお、本記事での考察の対象は「ビットコイン」に限定します。
それは、

ビットコインは発行量に上限がある

という特徴を持つためです。
この条件があると、以下の論法で計算するのが楽なんです。

 

ビットコインの発行量にはあらかじめ「2,100万枚」という上限が定められています。
(2017年9月現在の発行量は約1,650万枚です。)

で、仮に現在の価格:約45万円/BTC で、上限の2,100万枚までビットコインが発行されたとします。
すると全世界に存在するビットコインの価値は、円換算で
約45万円×2,100万=約9兆4500億円 となります。

 

それでは、世界にビットコインが9兆円分も存在するのは多すぎるのか? はたまた少なすぎるのか?

これを考えてみることで、現在のビットコインの価格がどういう水準にあるのか、評価できるんじゃないでしょうか。

世界には現在、いくらのお金が存在しているのか?

以下の表は、クレディ・スイス「2016年グローバル・ウェルス・リポート」による、世界の富の総額のデータです。
元データはドルなんですが、便宜的に110円/ドルとして円換算しました。

これによれば、2016年時点で世界に存在している富の総額は 約2京8000兆円

ビットコインの総額9兆4500億円というのは、これの約0.034%に当たります。

つまり全世界の資産の0.034%がビットコインであるということ。
これをどう見るか?

この水準を評価するために、ドル・円・ユーロといった、他の主要通貨が世界のなかで占める割合を見て、比較してみましょう。

他の通貨はどれくらいの割合?

で、世界中の資産における、各通貨の割合というデータを探してみたんですが、ドンピシャのものが見つかりませんでした。

代わりというか、参考値としてWikipediaからの若干古いデータになりますが、
2015年11月の国際決済通貨として、

ドル:42.68%
ユーロ:29.50%
ポンド:8.88%
日本円:2.68%
人民元:2.28%

・・・なんていうデータがあります。

これらの水準と比べてみると、現在のビットコインが占める0.034%というのは、

ドルの 1300分の1
日本円の 80分の1
スイスフランの 48分の1
タイバーツの 30分の1
ポーランド・ズウォティの 15分の1

といったレベルになります。

結論:ビットコインはまだまだ値上がりすると思う。

で、結論は感覚的な話になってしまうのですが、
ビットコインが世界の富に占める割合は0.034%。
この水準は、まだ低いと思います。

既存通貨と比べると圧倒的に速いスピード、安い手数料で国際決済が可能で、為替レートも気にする必要がないビットコイン。
今後、国際的な送金においては新たなインフラとして存在感を増していくことが想像できます。

0.034%の存在感では済まないでしょう。

仮にビットコインが世界の富の1%を占めるようになった場合、
1ビットコイン=約1300万円 になります。

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